
さて、最近ちまたで有名なPM2.5。空気清浄機で除去できるか? 結構話は出ていると思いますけど、簡単に言えば空気清浄機は有効です。でも、空気清浄機には、HEPA(へパ)フィルタを採用している機種と、ULPA(ウルパ)フィルタを使っている機種があり、PM2.5に特に有効なのは、ULPA(ウルパ)フィルタを使っている機種です。最近の空気清浄機は、HEPA(へパ)フィルタの機種が多く、PM2.5にはいささか性能が足りません。PM2.5は2.5μm以下の浮遊粒子状物質で、空気清浄機が浮遊粒子状物質を取り除く性能は、
・ULPAフィルター ・・・ 0.15μmの粒子を99.9995%捕集できる
・HEPAフィルター ・・・ 0.3μmの粒子を99.97%捕集できる

この数字を見ればHEPAでも大丈夫?と思いますけど、PM2.5は2.5μm以下の浮遊粒子状物質。大きい物で2.5μmで、それ以下の小さな浮遊粒子状物質を含んでいます。ちなみに、ディーゼルエンジンの排気ガスに混じっている浮遊粒子状物質が0.1~0.3μmと一桁小さい。HEPAでも、かなりの浮遊粒子状物質が取り除けますが、ULPAフィルタの機種がさらに安心です。

空気清浄機は、以前、ULPAフィルターを採用した機種が多かった。大きなタバコの煙や花粉も捕まえるし、小さい微粒子も、しっかり捕まえる。だから、フィルタのねづまりも多い。そのため、フィルタのメンテナンス(交換)が必要だったり、普段のお手入れも手間がかかる。他にも、風量の確保などの問題もあり、家庭での実用上は、メンテナンスが容易なHEPAが一般的です。


でも、PM2.5が問題になったこともあり、春先以降は、ULPAフィルタの空気清浄機が復活するかな? PM2.5の問題は、今年だけではありません。来年以降も考えると、あわてずにPM2.5対策が出来る機種が出てくる春先まで待つのもいいかな?(現状でもULPAフィルタの機種は販売してますけど、選択肢が少ない)


てぃかの家の空気清浄機は、メンテナンスを考えてHEPAの機種なんですよね。でも。今後、ULPAの機種を追加購入して使うことを考えてます。今年の冬は諦めて、夏前に、買い換えたいです。ウチの空気清浄機は2006年製、月に一回のフィルタの水洗いだけで使えるので便利なんです。

ULPAだと、ULPAフィルターを交換しないとダメ。空気清浄機を購入するときに、フィルターを買っておかないと、ものぐさななので、交換しない日々が続いて、空気清浄機能が無効になりそうなのが怖いです。
メンテナンスの手間を考えるとHEPAフィルタの機種が便利。でも、空気清浄機能を考えるとULPAフィルタの機種がいい。このどっちつかずの空気清浄機の悩みを解決した画期的なフィルターが出ないかなぁ~と思いますよ。
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