月のかけら

ドール写真とオリジナル小説『月のかけら』のブログです。最近はツィッター(@teaca_twi)でも活動中ヾ(°∇°*) オイオイ

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月のかけら ~第一章その4~

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月のかけら~第一章
~目次~



第一章 その4

「まぁ、行ってみるしかないね。電気があれば、掘り出し物も残っているかも、特にアイスとか、フルーツとか、甘いお菓子とか」
「期待しすぎだよ」
「そんなこと無いわよ。先月だって、地下の大型冷凍庫から冷凍食材見付かったじゃない」
「あれは、かなりレアケース。地下で温度が上がらなかったから、保存状況もよかったし」
「じゃ、今回も期待できるかもしれないわよ」
「ないない、期待しない方がいいよ。無かったときに落ち込まなくていいから」
「もう、それじゃ、夢も希望も無いじゃない」
「僕は、現実を考えるタイプだから」
「ぶーぶー」
美喜は手を頭の上にのせて、鬼の角を出したようなポーズをする。
「それは、鬼の鳴き声じゃなくて、豚だよ、ブタ」
「ガォ~、ガォ~」
「それは、怪獣、怪獣、もう行くよ。言い出しっぺなんだから、美喜がフォワードでいいよね」
「えぇ~、私、今日の任務で疲れてます。女の子です」
「はい・・・、女の子、疲れてます?」
僕は美喜の言葉に、不思議そうな顔をしながら返事をする。
「そう、女の子。龍也はぁ~男の子」
美喜は、可愛い笑顔を作りながら、龍也を上目遣いでみている。
「バリバリのAiS<アイス>使いが、何を言ってるの。それに、今日の任務は何も起きなかっただろ」
龍也は一瞬、ドキッとするが、何も感じてないと、表情を崩さずに返事をする。少し返事に、間があったが気がつかれなかっただろうか、と、龍也はドキドキする。
「お・ん・な・の・子・・・、女子だよ、女子。龍也は、格好いい男子」
美喜はさらに、だめ押しとばかりに、可愛い声と笑顔で龍也に迫ってくる。ここで、理性のブレーキがかかるのが、子供なんだよ。『そこは押し倒すところ』と、仲間にはよく言われている。
「ダメ、ダメ、ダメ・・・その手には乗らない」
僕は美喜の甘えた声に乗せられまいと、無視を決め込む。僕は二台のマウンテンバイクを人が通らない位置に移動させると、キーをロックする。そして、マウンテンバイクの操作パネルをいくつか選択し、不可視モードを起動する。すると、マウンテンバイクが周りの景色にとけ込むように消えていく。
「一応、バイクは隠しておくよ」
「まぁ、まだ、新品同様のバイクだしね。見付かったら持ち逃げできちゃうけど・・・」
美喜の言うとおり、動かせないけど、所詮は小型のバイク。ロックを外せなくても、部品を分解して、持って逃げることは可能だ。それを考えると隠しておく方がいい。ここから、自分たちの街まで徒歩で帰るのは、数日かかる。それに、今の状態で歩いて帰るには、僕と美喜ではかなり不安だ。
「不可視モードを起動しても、電池は大丈夫なの」
美喜はバイクのあった辺りを見ながら言う。不可視モードを起動したマウンテンバイクは、そこに何も無かったように風景と同化している。マウンテンバイクが無くなったわけではないので、手で触れば、何かがあることがわかるし、マウンテンバイクの一メートル以内に入れば、不可視モードの影響を受けずにすむ。この特殊な技術、いつ見ても驚かされるが、欠点もある。近づけば無効になることと、空間に映像を投影するため、電気を大量に使う。僕達の乗っているマウンテンバイクは、モータとガソリンエンジンで動くハイブリッド。マウンテンバイクを電池で動かせば600kmを走行できる。東京から大阪まで電気で走行が可能な優秀な電池だ。でも、今は遠出の任務をこなした帰り道。電池の残りは少ないはず。
「ちょっと、心配だけど、一時間ぐらいなら大丈夫。電池は切れても、緊急用のガソリンは満タンだし、帰りは心配ないよ。それに、ここの場所と、状況報告を入れておいたから」
「えっ、じゃ、一時間以内に、定時連絡入れないとダメじゃない」
「ルールは守るためにあります」
「そうだけど・・・」
「ほら、日が暮れないうちの生体反応だけでも確認しておくよ」
「あら、やる気になってくれた、フォワード」
美喜は嬉しそうに龍也をみる。
「それはない」
「ケチ」
美喜は、舌をだしながら、龍也に文句言うと、ショッピングセンターへ向かっていく。僕は、先ほどの黒い球体に駆け寄る。黒い球体を手に取ると、黒い球体に、周囲の情報解析を行わせ、僕の情報端末に情報を送るように設定をする。設定を終わらせると、僕はすぐに美喜を追いかけて、ショッピングセンターに向かった。


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 (新)小説 月のかけら

- 1 Comments

リリアスキー  

 こんばんわ。 呟きを拝見しましたよー(*´д`*) 今日もお仕事お疲れ様です。
ちなみに盛岡は、一日中強風と雨。・・・・黄金週間なのに、晴れた日が殆どないです。ギャフン!!

 私は、太ももより胸派ですが・・・・絶対領域いいですねー(*´д`*)ハァハァ ご支援有難う御座います!!←(お前の支援では無い)

 って、小説のコメは無しかい!! というツッコミは無しで(土下座) 

 ショッピングセンターに待ち受けるモノとは!?AiS<アイス>使いとは!?こうご期待!! ですな。

2013/05/03 (Fri) 22:01 | REPLY |   

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